こんにちは。EC通販の専門家、大上達生です。
ECやネットショップを運営していて、成約率を上げたいなあ、と思ったときに気になる指標の1つが「カート落ち率」ですよね。
ただ一言でカート落ち、といっても、ショッピングカートに入れて、結局買わない、という人たちにも色々な人やパターンがあります。
以前の記事でカート落ちに関する記事を書きましたが、カート落ちの理由は本当に様々です。
カート落ちの理由としては・・・
・サイトを見ていただけだった
・送料や手数料などの追加費用が高すぎた
・アカウント作成が必要だった
・完了までのプロセスが長すぎた
・合計金額が分からなかった
・信用できなかった
・エラーが発生した
・配送期間が遅すぎた
・返品ルールに不満があった
・支払い方法の選択肢が少なかった
・クレジットカードの支払いが拒否された
などがありますが、この場合、一つ一つ対策をしていくことが、遠回りに見えて一番の近道です。
特に
・サイトを見ていただけだった
・送料や手数料などの追加費用が高すぎた
・アカウント作成が必要だった
の3つについては、カート落ちの際によくある理由なので、以下から順に対策や施策についてみていければとおもいます。
ケース1 「サイトを見ていただけだった」
ネットサーフィンをしていてなんとなく気に入った商品があったから、ショッピングカートに入れたけど、結局買わなかった、、、というケースです。
カート落ちの中でも最も多いケース、とも言われています。
この場合、有効な施策は「再度お客さんにアプローチする」です。
少し背中をおしてあげる、ということです。
メルマガシステムを使ってステップメールを組んで、リマインドメールを送ってもよいですし、NaviPlusリタゲメールやカートリカバリー、といったツールをつかって、カゴ落ちしたお客さまにメールを自動配信する方法もあります。
ケース2 「送料や手数料などの追加費用が高すぎた」
送料や手数料の追加費用が思ったよりかかってしまうため、購入を断念してしまうケースです。
これもカート落ちによくある原因の一つです。
この場合の対策は、色々ありますが、ある一定金額以上の金額を超えたら送料を無料にする、という施策も有効です。
他にも施策としては、
・送料を無料にできないまでも、できるだけ下げる工夫をする。
・あらかじめ送料込みの値段に設定して送料を無料にする。
・事前に送料など追加費用を分かりやすく表示しておく。
などが考えられます。
ケース3 「アカウント作成が必要だった」
このケースもカート落ちによくあるケースの1つです。
売り手側としては会員登録してもらいたいところですが、買い手からすると購入前の登録作業への心理的ハードルが高くなってしまいます。
対策としては会員登録なしでも購入してもらえるようにすることも考えられますが、できるだけ会員登録はしてもらいたいところです。
ですので、施策の方針としては、会員登録にメリットをつける、そして会員登録の方法を簡単にする、などが考えられます。
具体的な施策は様々ありますが、例としてメリットとしてクーポンなどをつける、会員登録を簡単にするには記入項目を減らす、などがあります。
いずれにせよ、会員登録するとお客さんにとって、良いことがある、と感じてもらうことが大切です。
以上、カート落ちによくある3つの原因とその施策についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
その他の原因や対策についてもまた機会を改めてふれたいと思います。
カート落ちを改善することで、グッと成約率は上昇します。もしカート落ち率が高い場合、色々施策を打ってみてくださいね。
いつもありがとうございます&感謝です。
今日も良い一日をお過ごしください^^
大上